プリンスアイスワールド2019 東京公演【2019年7月22日/午後の部】
赤いドレスと炎が印象強い「fever」と「Japanesque」で笑顔が輝いていたわっしょいカピくん(*´ω`*) #PIW #プリンスアイスワールド pic.twitter.com/Q7i8EVOXvU
— MAYU (@ma_yu_twi) July 26, 2019
昨年に引き続き、二度目のPIW東京。
チーム演技を初見は生で観たかったので、それまでの放送は観ずに鑑賞。スクリーンが見づらい座席かと思っていたら、まさかのスクリーン真正面の席だった(゚д゚)
★PIWチーム
仮面をつけて黒幕っぽい雰囲気の小林キャップ。彼が出てくると曲がポップになる流れが何度かあり、"世界観を一人で塗り替えてしまう存在"という感じで、かなり面白い演出だった!
赤いドレスを纏ったお姉さま方が横並びで炎をバックに妖艶な微笑みを浮かべつつ美しい足上げ。もろに数回くらった。あんな素敵演出、心酔するに決まってるじゃないか…🔥
着物衣装、色とりどりで煌びやかで綺麗だァー!と感動してたら、すぐ近くでカピくんのわっしょい!わっしょい!が1分くらい続いて、そこにしか目がいかなかった😂その後、小平くんが来て紐シャワー投げて鋭い目つきで睨みつけてくる演出…反則…!女性陣が傘持つところから腕をまくって、シンプルに衣装の見た目を変えていたのが素敵だった。両サイドからの太鼓の生演奏も超アガる!!!
馬場アナとのコラボで、スクリーン映像と実際の演技を組み合わせた解説番組風のプログラム📺シンクロ技の解説と披露、ジャンプ披露、滑る音とアイスタップ。斬新で勉強になって、何よりすぐ近くでスケーターが実際に滑る姿を観るので、スケートを滑ることのスゴさやカッコよさがよく伝わってきた。さらにPIWチームの観客へのアプローチが尽きることがないため、観ている側も演者をしっかり観て反応する、という相互作用が成り立っていたと思う。
シンクロにペアにジャンプにキッズスケーターのシンクロの誘導に、なんでもやっちゃうPIWチーム凄すぎた。シンクロのインターセクション(順々に交差して滑る技)を短いスパンで何種類も淀み無く披露していて驚いた。
キッズスケーター(西武東伏見所属)のみんなの笑顔が弾けて飛んできて眩しかった…!!全員縦列になって前から順番に曲に合わせてポーズ決めるのを真正面から観て眼福だった✨
オフィス寸劇映像でチョマテヨ確保ー!と油断していたら、小平くんが椅子に座ってあれやこれやが目の前で展開されて釘付けに。女性陣に振り回される?迫られる?そしてセンターでキメッキメに演じるピンクタイ黒縁メガネ小平くん最高だった。全体的に眼差しが鋭くて、ふれタイの笑顔とのギャップで陥落した人いるんじゃないかな…😂
★本田紗来「Cats」
ゲスト枠トップバッター!身体の安定感が高く、ジャンプも丁寧。曲のポイントごとのポージングが綺麗でカワイイ✨目指すものが明確にあって、そこへ向かってどんどん進化しようと努めている印象を受けた。
★織田信成「Ghost」
映画のワンシーンをBGMに、一人で悲しみと愛を伝える表現力。スケール感が広く、スピードのあるスケート。そして、やはりものすごい高さのジャンプ!真ん前で目撃した両手タノジャンプの高さ足るや…(゚д゚)
★本田真凜「ラ・ラ・ランド」
過去の公演のお写真を見た時からすごく好きな青いドレスで観れて感激…!!!ありがとうありがとう😭大きくスピードのあるスケート、曲調ごとに全体的な流れを意識していたように感じた。スピードのなかでジャンプもこなしていた印象。駆けてくる振り付けのところ、こっちに来てドキドキした!どんな所作も全て絵になる、華がある彼女の持ち味が存分に光るプログラム✨✨
★小塚崇彦「Friend Like Me」
真っ直ぐな眼差しでニヒルに微笑みつつ、理解不能の動きしてくる技術力の高さよ…音ハメ全て自然でばっちり。体感の芯が本当に太くて真っ直ぐで、全くブレない。演技後も実に軽やかなステップを踏んで去っていった…!
★友野一希「Chroma – The Hardest Button to Button」
クワドトライ!ドラの音が鳴り響く不思議な曲。バレリーノ感があって、シャキシャキ連続で魅せるポーズが美麗。DOIの時と同様、体幹の安定度が増しているように感じた。
★村上佳菜子「シンドラーのリスト」
感動した…スケートと舞台や演劇との融合を目指しているようなプログラム。彼女の動きが悲壮に見えても滑稽に見えても、たぶん間違いではなくて。ただただひたすらに彼女は自分の悲壮を表現する、それを箱の外から、決して近くないところから見ている感覚。最後の片足を後ろに上げるイーグル?深く斜めってるのが重厚で格好よかった。彼女の、自己の中にとにかく留めようとする、その中で溢れんばかりの悲壮を想い、最後には目頭が熱くなった。
★安藤美姫「Roots of the Throne」
白と紫のラインの柔らかな和装が、素晴らしく似合っていた!着ていた羽織りものを脱ぐ振り付けなどから、「王宮の姫が外に出て世俗にまみれて戦いにも巻き込まれ、そのなかで強くなる」最後に羽織りものを愛しげに抱き、投げ捨ててフィニッシュ=「身分など全て捨てて戦士になった」…というストーリーに見えた。一人の女性の繊細さと強靭さを見事に演じていた。
★荒川静香「One Day I'll Fly Away」
これぞまさしくフィギュアスケートで魅せる…!!というプログラムと演技。全ての所作が、技が、目線も指先も神経が行き届いていると感じられて、一瞬の呼吸すら許されないようなスケートだった。流れの中で飛ぶジャンプの美しさにうっとり。
★本田武史「Quidam」
音の聴こえない、氷に触れているのかすらわからないような滑り…スピードも速い…水面か雲の上を滑ってるみたいなスケート。安定のバレエジャンプ、何度見ても美麗。曲調がアップテンポに変わってからのアゲアゲな表情が楽しくて、こちら側に何度も目線を送りつつ、俺のステップを見ろォ!という強烈なアプローチが何度も飛んできて眩しかった🌟ジャンプの力強い流れと高さも、さすがクワド開拓者。
ベンツ乗車は友野選手!(この日、前半に引き続き2回目!)「ベンツに乗るのが楽しすぎて2回目出てきちゃいました」「車に乗るようになってから色々調べるようになりました!」「(ベンツについて、ものすごく熱弁してから)あ、台本じゃないですよ。本当に自分で調べてるんですよ!」ベンツについてもクワドについてもめいっぱい喋ってくれて、嬉しい時間だった😆
フィナーレで友野選手4Sトライ!すぐ起き上がってこちらを見て満 面 の 笑 顔。あれが友野スマイル…ッ!!衣装がツィゴイネルワイゼンで、生で見れて感激した😂
フィニッシュポーズで真凜&紗来で大きなハート、その中で友野選手が笑顔で両手お手振り😂完全に可愛いの塊だった💟
静香さん、イナバウアーで体反りながら観客に手を振る変則イナバウアーを披露してくださった😂美しくてお茶目で、とっても素敵だった✨
ショートサイドの位置だったため、ゲストのアピールを沢山観ることができた。視線や表情、眼力が凄かった。スターティングポジションのシルエットも、ばっちり見える席だった。出演者紹介時のBGMが消えるなか、スッと見えるシルエットはとても美しかった。
PIWチームのフォーメーションを真正面から見られて、どれほどまでに息の合った、そのために練習を積んでいるチームなのかということが伝わってきた。ペア演技の時やシンクロの時も感じたが、PIWチームはお互いを本当によく見ている。呼吸のタイミングがぴったり一致したのでは、という瞬間も何度か感じ取られた。
<総括>
今年のPIWは、フィギュアスケートを「より身近なもの、皆が知っているものにしよう」という気持ちが伝わる構成と演出だったように思う。PIWチームの存在と技術は、それを実現させる力を持っている。フィギュアスケートを世間でより近いものにする流れがあちこちで出てきているなか、今回のPIWはまさにその力を魅せてくれるもので、心から沢山の人々に観てもらいたいと思った。これから先もPIWがどんな方向へ進化していくのか、観られる限り観たい。
今週のお題「夏休み」