フィギュアスケート観戦レポ

フィギュアスケートの大会やショー、イベントのレポを公開しています。

東京フィギュアスケート選手権大会【2018年10月8日】

<シニア男子>

★菅原生成(すがはら きなり)選手
程よく重みのあるスケーティングと柔らかさのある着氷の両立、すごく好み…!!かつ上半身の柔軟さが素晴らしく、優雅で抑揚のある身体の動きと『ラ・ラ・ランド』の音楽が合わさって、とても華のある演技だった。

 

<シニア女子>

★濱谷佐理(はまや さり)選手
観戦した全演技の中で、一番惹き込まれた選手。前半は大きなミスが続いたが、中盤の曲調が変わる直前の3T-2Tをきっちり決めて、そこから表情に闘志が漲って一気に全身の動きが変わった。いわゆるゾーンに入ったのでは?と思うほど、曲と彼女の動き全てが一体化して、間違いなく彼女自身のスケートが展開されていった(と私の目には映った)。あまりの惹き込まれ具合に、終盤ひっそりと目頭が熱くなった……!是非、また演技を観たい。強く美しく、情感溢れる演技だった。 

樋口新葉(ひぐち わかば)選手
わかば神。知ってたけれど、やはり神。全体的に特に表現を丁寧に仕上げていた印象。かつ、持ち前のダイナミックさはもちろん健在。SOIで観た時に惚れたスピンの腕の動きも、たまらない綺麗さだった。6練終盤でジャンプがはまってきて、本番でほぼバッチリ決まっていて、もう流石の演技だった。演技後に笑顔が見られて嬉しかった!

 

<全体>

観客席に沢山のバナーが掛けられていて、対面の座席からもしっかりはっきり見える大きさにちょっとびっくりした!デザインもさまざまでテンションが上がった✨

今回手の防寒のために手袋を着けたが、カイロのほうが必須だなと確信した。拍手の音が出せなくなるから……😭

 

<個人的な総括>

観戦して本当によかった!!!非常に貴重な時間を過ごすことができたと思う。彼らの一瞬一瞬を観て、彼らを少しでも知ることができる嬉しさは、何物かが代替できるものではない。あの時、あの瞬間、がいっぱい詰まった時間だった。

 

プリンスアイスワールド東京公演【2018年7月16日/午後の部】

 

 

 

 

<PIWチーム>

★小平くん
PIWで観るより以前に知っていた姿が他公演でのふれあいタイム時のニコニコ笑顔な姿だったので、滑る姿を実際に観て、あまりに男前すぎて脳内が大混乱。顔つきもスケートもすごく男らしくてキビッキビな動き。と思ったら、薄緑の衣装を着たプログラムでは概念か!?と思うほどに細く消え入りそうな儚い姿。プログラムによって人変わりすぎ…!!ピンクのスーツ衣装の時のしゃかりきな動きも印象的。ギャップという一言では到底片付けられない魅力の持ち主……ふれあいタイムでは先の評判どおりのニコニコ笑顔が沢山見られた。素敵だった。

★カピくん
PIWチーム一年目の一人として気になっていた人。とにかくジャンプに果敢に挑戦する姿に思わず目が行く!赤シャツ黒ズボンの超格好良いナンバーの時にコンビネーションをバッチリ決めていて、しかも決めても(おそらく曲調に合わせて)視線を落としたままスッと次の振りに入っていて、パフォーマーとして当たり前であろうとはいえカッコイイイイイイ!!!と思った。サーカスを模したプログラムでは、ピエロのような衣装がすごく可愛く似合っていた!あれだけの装飾を纏って滑るのは、他のメンバーも含めてスゴイ。小塚氏とのコラボナンバーのスーツ、よく似合っていた!ピンクスーツで5人くらいで縦一列で滑る隊形の先頭をやっている姿を見て、なぜかすごく微笑ましい気持ちになった。見守りたくなる魅力というやつか…?ふれあいタイムではペコリペコリとお辞儀する姿が印象的だった。遠慮がちながらもお客さんの言葉をしっかりと聞こうとする姿に人柄の温厚さを感じた。結構大きなサイズのカピバラさんのぬいぐるみをもらっていて、抱えている姿が可愛いかった^^

★理紗さん
キュートな笑顔と長く美しい手足に見惚れた!

終盤、吉野氏と中島氏が2人で出てきたと思ったら、吉野氏が中島氏を抱え上げてスロウジャンプを披露!!!見事成功して、もう目一杯拍手した!!!まさかあんなにしっかりとペアの技が観られると思っていなかったのでビックリ。素晴らしかった!!

終盤にノービス・ジュニアのスケーターが登場。花を腰に挿した白とパステルカラーの柔らかなフリルの衣装がとても可愛かった。全員で円になってだんだん広がっていく隊形のシーンが、一つの大きな花がその花びらと種を舞い散らしているように見えて、彼らもまたフィギュアスケート界の花であり種なのだろうなと想いを馳せた。

終盤の男性陣の白カマーバンド衣装が犯罪レベルで素敵だった。

男女とも黒衣装のプログラムで観客の手拍子が表拍、PIWチームの手拍子が裏拍で交互に手を叩くことになる場面があり、意図的な演出なのかもしれないが、会場全体の一体感を感じて感動した。

PIWチームが黒衣装で横並びで決めポーズをしていた終幕の場面、全員が写った写真がほしい。あの場面の全員を描きたい。

<ゲストスケーター>

本田武史
シックなプログラムの中に醸し出されるふんわり、やわらかなスケーティング。恐ろしく高い技術力を目の当たりにした。後半に披露していたバレエジャンプが綺麗で豪快で美しすぎて、本気で目ん玉飛び出るかと思った。

小塚崇彦
深海のように静かで雄大な滑り。コラボナンバー格好良すぎ!!!!黄緑のシャツと白いハットが超映える。脚さばきの細やかさが半端ない。あんなに繊細なステップを踏める人、他にいるのだろうか…小塚ブレードのことを考えながら観ていて、ちょっとドキドキした。

織田信成
SOIでも拝見したプログラム、やっぱり凄くハマりプロ!!序盤のしっとり感も良し、曲がノッてきてからの陽気な表現も秀逸で良し!!ジャンプ飛びまくり、両手挙げたジャンプももちろんあり、どんなジャンプを飛んでも着氷して流れるように次の振りに移る安定感、すごすぎる!!助走ほとんど無しでいっぱい飛んでた気がする……演技終了後、叫んだのは言うまでもない。

村上佳菜子
最初のポーズの背中・肩のラインの美しさ足るや…!!!!バラエティなどで見せる笑顔とは裏腹に、しっとりとした表情。とても広さを感じる、心地よい重みのあるスケーティング。休憩中のベンツ宣伝タイムでのナレーションとのやりとりでは全く隙をみせない受け答え、思わず台本を疑いたくなる完璧な返し。客席で待機するスタッフも笑顔になっていた^^ふれあいタイムでも笑顔がステキだった✨

安藤美姫
女性的な美しさと男前な雰囲気と筋肉美と妖しさのあるスケート。披露してくれたプログラムは彼女にしか演じられないのではないかと思うほど。現役時代に発揮していた実力に、さらに力がプラスされていた。圧倒感が凄かった。

本田望結
本人が表現したいものが明確だと感じさせるスケーティング。大人なナンバーに沿った、大人びた表情もさすが。技の安定感もあった。女優としても選手としても活躍していることが然と頷ける。フィナーレではピンクの桜の花のような衣装を纏い、気づいたらちょうど真正面の位置に彼女の全身が見えて、可愛くて目が離せなくなった。ふれあいタイムでも笑顔がキラッキラでキュート!!ベリーキュート!!!

★本田太一
太さのあるスケート。責任感や熱い真面目さを感じる滑りだった。流れのある演技、しなやかさもしっかりと発揮されていた。刑事選手の過去プロつながりでアンタッチャブルの楽曲は知っていたので、振り付けの違いや滑りの違いを観られて嬉しかった^^

町田樹
ソロプログラム、彼は一人の登場人物「男」だった。絵本のような絵葉書のような世界、楽曲「ボレロ」の音も丁寧に拾いながら描かれる物語。拙さの見える滑りから伸びやかになり、激しさを増し、気が付けば狂気を帯びてくる男の姿。彼の動きと太陽の昇りが最高潮に達した瞬間、物語は幕を閉じる。会場が暗闇と拍手に満たされた数秒の間、彼の姿を全く視認できず、「男」は氷上から本当に消えてしまったのだと思った。観客として彼を観ている私達は、彼の目には湖畔の木々として写っている気がした。それほどに彼が「男」を演じる姿は確立されていた。自身のスケーティングスキルと創り出した物語に100%の自信が無いと、あのような滑りは出来ないと思う。素晴らしかった。ふれあいタイムではにこやかに観客へ手を振り、時にはサムズアップを見せたり、大好きー!という声には胸に両手を当ててそれを前にゆっくり突き出して客席へ飛ばしていた(こちらがお心を頂いてしまったー!と思った)。

田中刑事
なんやあのヤンキー!!!!!(あとインナーピンク!!)→ジャケット脱ぐ、二の腕最高、高速ステップ、バシバシガシガシ踊る、力強いジャンプばっちり決めててカッコ良すぎ→ジャケット着る、スピン、またステップ、ジャガジャガ踊り狂う……という怒涛の流れ。彼が捌けて次の演目が始まってからやっと、さっき観ていたものがスケートだったことを思い出した。踊るプログラムとはいえ恐ろしすぎる……技術力の高さを存分に、ふんだんに活かしたプログラム。ジョジョ立ちを数種類立て続けに決めるところ、前評判で聞いたとおり本当にビシビシとポーズを決めていて最高だった。本人の魅せたい姿が(無自覚かもしれないが)おそらく明確で、だからこそあの凄みを出せるのかなと思った。そのテンションでええんやで。最高やで。初期ポーズのヤンキー座りがポーズの入りから様になってて心底ビビった。ファン感で挨拶をさせてもらった時のあの可愛らしい青年はどこにいったのか(でも人格が変わるという印象ではなく、本人であるがバッチリ演じているという印象)。最後のポーズを決めて音楽が終わった瞬間に立ち上がってFooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!と叫んでバンバン拍手している自分の姿があった。そう認識するのに数秒かかるほど、魅せられた。このプログラム、もちろん映像化してほしいけれど、映像にしたら全部残像になるんじゃないかレベルで動きまくっていた。まだ観ていない人にも生で観てほしい。映像が出ても是非、生で観てほしい。フィナーレのフェリーニ衣装でのスピンを観て、オリンピックや世界選手権での姿が思い出された。スッと細身なシルエットに繊細な雰囲気を感じると同時に、勇敢さ、逞しさを感じた。彼は間違いなく世界で戦う人物だと思った。あの衣装の青は氷上で本当によく映える……あの衣装で滑る姿を生で観られて嬉しかった。

<全体>

ふれあいタイムの時、『樹』と書かれたバナーが多く見受けられた。町田氏の二度目の引退を惜しむ人たちの、彼への気持ちが感じられた。

ふれあいタイムでカゴ持ちをしていたスケーターがプレゼントを置きに幕内へ捌ける時、皆リンクに向かって一礼してから捌けていた。ショーでのマナーやしきたりの一つなのかもしれないが、行き届いた姿に感銘を受けた。

40周年記念のエンドクレジット、過去のPIW出演者のところに何度も出た「佐野稔」の文字におおおうとなった。PIWの長い歴史を感じた。

 

<個人的な総括>

初めてのPIW、初めて観た群舞。フィギュアスケーターが創り出す舞台の形をまた一つ間近で観られて、とても楽しい時間だった。ショーの間に自分の予想以上の拍手や手拍子をしたが、それらは全て自発的にではなく、ショーを創り上げる彼らの演技に惹かれて出たものだった。特に歓声は自分があげるとは全く思っていなかったので、本当にびっくりした。

ふれあいタイムの風景も初めて見たが、観客と演者との間に壁は無く、応援をする者と応援を受ける者のやりとりが確かにそこにあった。また観に行きたいし、直接プレゼント等を渡したい出演者もいる(特にPIWチームメンバーに渡したい)。次の機会には、ふれあい席に…会話する勇気が持てたら座りたいな…

 

倉敷FSC 第7回OH!縁♡感謝DAY【2018年5月6日】

 

 

 

<開場前>

入場の列に並んでいると、スタッフの方(おそらく出演者の保護者の方)が募金箱を持って巡回していた。封筒(募金とメッセージカードを入れたもの)のまま入れていいですか?と尋ねたところ、「もしかしてメッセージ入りですか?」と聞かれて、そうですと答えると「ありがとうございます。そのお心が倉敷の皆の力になります。本当にありがとうございます」と言ってくださった!倉敷FSCという団体の温かさを感じて、すごく心が温かくなった。一言だけのメッセージだけど、倉敷FSCに関わる皆に届いていたらいいなぁ。

 

<イベント所感>

ノービスのスケーターが1回転を飛ぶ姿を見るだけでもう相当感動した。イーグルもスピンも各々しっかり魅せていた。表情も本当に全員笑顔で、観客へのアピールも良かった!面白い振り付けに少し照れ笑いしながら踊る姿も、ローカルのイベントだからこその雰囲気で微笑ましかった。

高橋大輔氏の演目をアレンジしたプロ。元のプログラムを知らなかったので、まさかフィギュアスケートで殺陣が見られるとは思っていなかった。衣装の変化も組み込まれていて、一つの劇を観ているようだった。

アイスダンスの小学生カップル、あの年齢同士で息が合っているのすごすぎ……将来が楽しみで楽しみで仕方がない!

水色Tシャツ水色衣装と黄色Tシャツ赤衣装の女子スケーター2人が近くに来てくれて、しっかりと滑る姿を観せてもらえた。安定感と滑らかさが高かった。

パン食い競争、龍樹選手が今年はズルせず口で頑張っていたのをしっかり見届けました(敬礼)

風船運び、三宅・木科・友野の3人で体の間に風船を挟んで電車並び。からの、透明な仕切りの向こうのお客さんへ風船を飛ばそうとポンポン叩いて頑張るもなかなか入らず。絵面が可愛すぎた。

私の居た場所には青い衣装の女子スケーター2人が風船を持ってきてくれて、頑張って叩いて飛ばして入れてくれた(受け取った隣の方嬉しそうだった)!一生懸命な姿と笑顔が素敵だった。

前述の殺陣プロの女の子たちも別の位置で風船を入れようと同じく頑張ったが入らずにいたところ、坪井氏が颯爽と現れて助太刀!でもすぐに入らず、えぇ!?という反応をしていた姿に思わずほっこり(その後、風船は無事お客さんの手元へ)。

演目後、倉敷FSCを代表して刑事選手から川原氏へ花束の贈呈。渡す前に刑事選手がコメントを言うも、マイク音が場内に響きまくりでほとんど聴き取れず。隣にいた川原氏「刑事が何を言っているのか全く分からなかったんですけど」には笑ったw

フィナーレの周回、2回目にゲストスケーターの面々がかなり近くまで来てくれて、特に友野選手へ手を振れたのはとても嬉しかった。刑事選手の満面の笑顔も間近で視認しました(敬礼)

 

<イベント後>

外に出たら、すぐそばに川原氏が居て(゚д゚)少し経つと龍樹選手まで出てきて(゚д゚)さらにその後、まさかの刑事選手登場。驚くというよりかは、おぉ……ご本人だ……みたいな気持ちで御姿をしっかり見させてもらいました。柔和で綺麗で丁寧なイメージ、そのままの人だった。

刑事選手にご挨拶した後、他のフォロワーさんやその場にいた人達とお話。全員Twitterで見知っている人ばかりでかなり驚いた。お土産までくださった方もいて感激。イラストや衣装の折り紙への有難いお言葉を沢山いただいて、直接会えるって素晴らしいことだなと思った。

何人かで話していると、一人の小柄な女性スタッフの方が「今日はありがとうございました」と声を掛けてくださった。一緒に居たフォロワーさんに刑事選手のお母様ですよと教えてもらい(゚д゚)!!!こちらこそありがとうございました、とお礼をさせていただきました。目をしっかり見てくださって、瞳が綺麗で笑顔が素敵な方だった。

 

<全体>

イベントの名の通り、出演者やスタッフ、お会いできた人達の温かい心を感じて、感謝の気持ちでいっぱいの日になった。間違いなく幸せな一日だった。

 

<個人的な総括>

様々な年齢のスケーターの姿を観て、やっぱりフィギュアスケートは魅力満載のスポーツだなと改めて思った。そして、まさか刑事選手と直接やりとりできるとは正直全く思っていなかったので、心からありがとうの気持ちでいっぱい。刑事選手、新幹線のきっぷに反応してくれて、目線を合わせてくれて本当にありがとう。また是非お会いしたいです。いつか会いに行きます。

 

スターズ・オン・アイス大阪公演【2018年3月31日】

会場前に着いた時、会場の中からフェリーニ・メドレーの終盤のメロディが聴こえてきて思わず入口をガン見。テンション↑↑ 桜を眺めながらのんびり入場待ち。日差しつよすぎ、良い陽気。

入場。アリーナ席を眺めて、リンクとのあまりの近さにびびる。寒くないんか…

着席。前のめりになったら落ちそう。

 

<前半>

〜Opening〜
衣装超ビビッド。昌磨選手が出てきてから昌磨選手にしか目が行かず困る。一人だけ振りの解釈違うのではと思うレベルで腰の入れ具合が独特。最高。

〜紀平選手〜
のっけから最強。力強い滑りやっぱすき… 表情が映える。肩から腕の表現、眼を見張った。

〜哉中選手&クリス選手〜
生桜ァァァァア
初期ポジこっち向きで涙出た。EXならではのシングルスケーティングも面白い。それぞれが力のあるスケーターなのだと再確認。花が咲いていた…

〜花織選手〜
面白いナンバー!衣装は楽譜モチーフ?トロンボーンの振りがあってテンション上がった(元吹奏楽部感)力強いスケーティングほんとすき…スピン美しい。

〜刑事選手〜
完全にJLFだろうなと思っていた脳にストリングスの物哀しい旋律が流れてきて!?!?!?!?!?!?まさかの生椿姫。目の前で紅い貴公子が舞っていた。全身の魅惑のラインは現実のものだった…感情豊か、力強さが伝わる演技。広いリンクに映える姿…貴い。EXならではのイーグル、美しい。自分が昨日描いたポーズ(2015年NHK杯を参考に描いたもの)の両脚が完璧に伸びていて、彼のこれまでの鍛錬がうかがえた。美しい。オペラパートの4連符の駆ける振りで、こっちに駆けてきて幸せが胸に広がった。気のせいじゃない。本当に。大好きな終盤のツイズル、勇ましい。最後の美麗なスピン、五輪や世界選手権で同じスピンを観た時の興奮が蘇った。演技後、観客への両手お手振りでかわいいと思わせてくるのなんなん…

〜ケイトリン選手〜
黒タンクトップに白シャツ羽織り。セクシー&白シャツはだけてさらにセクシー。伸びの良い、しなやかな滑り。美しく素朴…一人の女性の熱い心情が伝わる演技。

〜グループナンバー(ハビ・パト・昌磨・ラドフォード・モイア)〜
昌磨選手の衣装が伊達男カラー(青シャツ赤ズボン)だったために昌磨選手にしか目が行かず困る(2回目)5人縦並びの最後尾で前にいるパトの肩に手を乗せそびれてわたわたする昌磨選手。とても可愛かった。股下くぐりの振り付け面白い!EX練習の選手たちのじゃれあいを振りに取り入れているような、すごく楽しい演出。最後の決めポーズで昌磨選手が近くに滑ってきて両手サムズアップ👍たぶんドヤ顔。かわいすぎか…

〜舞依選手〜
我らの天使。天使がシンデレラとか狙ってるとしか思えない可憐さ。波のようになめらかな滑り。白に紫グラデーションの衣装がよく似合い、明暗のある曲調、豊かな表現力がマッチしていた。ハマりプロ。

織田信成氏〜
黒地に黄緑色のラメ衣装、華やかでスタイリッシュですごく似合っていた!ジャンプ高すぎ飛びすぎ…!!!現役じゃないのが信じられない御姿。

〜メドベージェワ選手〜
キャラクターになりきるのが好きなのだろうか?彼女ではない人物がそこにいた。さすがの演技力!!地味な女の子と色気のある女性の二面性を見事に出していた。髪をほどいた後の指で梳く仕草入れてるのたまらん色気。

〜デュハメル選手&ラドフォード選手〜
雑技団が目の前にいた…逆さ吊りリフトすごい…デュハメル選手のショートヘア超絶好き。

〜ネイサン選手〜
曲が始まった瞬間の会場の熱気の上がり方が半端じゃなかった。ねめしすさいつよ。胸元のひねりが効いたジャンプたまらん。しれっと4回転入れてた…かっこよかった…

 

<後半>

〜真凜選手〜
シルエット最強に綺麗。表情も訴えかける力を感じた。アメリカでの進化がとても楽しみ。

〜パトリック選手〜
とにかく終始笑顔。笑顔で全観客の心を撃ち落としていた。リズムを身体で魅せるのが最高に上手い。身体からリズムが聴こえる。脚の滑りに全身を委ねているような滑らかなスケーティング。圧巻。

〜新葉選手〜
貫禄の塊。スピン時の手、現実とは思えない美しさ。惚れた。

〜グループナンバー(メド・ザギ・ケイトリン)〜
衣装の配色好み!赤、桃、薄い桃色。メドザギの手繋ぎ演技可愛かった…ケイトリン選手の長身を活かした美しく長いスパイラル。すごく魅せられた。

〜ハビエル選手〜
キビキビ昭和ナンバー。衣装のサスペンダーかっこいいい!!!演技後のお辞儀が独特で丁寧。

〜知子選手〜
生アランフェスうううううう(感涙)
手のしなりすご!!!現実か疑うほどの繊細な表現。柔らかな曲調のなかでグイグイ滑る。スピードが半端ない。迫力満点。ジャンプの力強さが増していたように見えた。素晴らしい…スピン超美麗。ラストのポーズの表情!!!心に迫る表情。

〜昌磨選手〜
オープニングやグループナンバーでのゆるっとした雰囲気と違って、一気にメリハリの強い凛とした空気を醸し出す。曲のメロディが見えてくるかのような表現力。彼はこの世のどんな音楽でも演技し表現することができるのでは?と思うほど。長めの重厚なクリムキン最高。ラストの高速スピンはやすぎ問題。回ってるのかわからなくなるレベル。美しく麗しく、最高。

ザギトワ選手〜
メヒョオオオ…!!!セクシーすぎ…!!!サファリの曲調のなかで艶やかに舞う女豹。上半身の動きも妖艶。灯していた小さなランプは宝石に見立てている?ダイヤモンドに見えた。

〜テッサ選手&モイア選手〜
ノリノリナンバー。2人ともノリノリかつ気品も忘れない演技力。

プルシェンコ氏〜
帝王(確信)
プル様から一人の観客へ白いお花のプレゼント。貰った人お幸せに…✨しっとりねっとりねっとりねっとりな動き。めっちゃカッコイイ。イケメン。最強。滑らかでブレなど微塵もないスケーティング。ジャンプも流石。演技後、観客席に向かって大きくふわりとした投げキッス。ぴえぇ(陶酔)はける時にまたタンゴ踊ってた。羽生選手が焦がれるのもわかる…終始パフォーマーの鑑。

 

〜Finale〜
Openingメンバーのみ基本白衣装。軽やかに爽やかに思い思いに滑る。リンク全体が草原に見えた。

頭上リフトからデュハメル選手を降ろすのをラドフォード選手が片手でやっててヒェッってなった。

花織選手、まさかのアメリ衣装!!!!!生で観れたの本当に嬉しい;;かわいかった;;;;;舞依選手もFSの衣装にチェンジ✨

刑事選手出てきてからは刑事選手だけに注目。黒シャツ腕まくり衣装。腕まくり気になるのか結構いじってた。

3回転キレイに決めた!手拍子のなか思わず拍手した。

演技後、全員がリンクを周ってお手振り。からのネイサン選手先導でアリーナ席とのハイタッチ(羨ましい…)

刑事選手、リンク角の人の手を拾うために大振りに腕振ってパァン!してた。男前!!!!!!!

全員がはける直前にかおまいが互いを腕で支える?みたいな動き。かおまい圧倒的癒し(*´-`)

 

<全体>
演技中や演技後、スポットライトが当たって選手のシルエットが氷の結晶のよう。アイスショー恒例の光景なのかもしれないが感動した。

観客みんなそれぞれで楽しんでいる感じ。手拍子も拍手もスタオベも各々のタイミングでやってた。個人的にすごく好きな雰囲気だった。

選手の演技後、国旗を掲げている人が何人かいた。選手への愛を感じた。

 

<個人的な総括>
生椿姫に驚愕しすぎて演技前半の記憶が吹っ飛び、演技後も大きく拍手することしかできなかった。手紙を贈ったとはいえ、少し心残り。次に姿を観るときは名前を叫んで、声援を贈りたいと思った。

 

今を謳歌する作曲家とスケーター達で綴る協奏曲【2019年4月24日】

 

 

 

トークショー

演者4名による、かなりフリーダムな対談の時間。序盤は皆どうしたものか…という感じで尻込みしていたところを、遥さんが先陣を切って「無理矢理仕切る感をしっかり出しつつ話を振る」という、なんとも高度で微笑ましい進行を見せてくれた✨おかげで観ているこちら側は気持ちが温まり、演者の皆も緊張が解けた様子で、その後は4名全員が各々の意見や経験談や自分の見解やその時に思いついた質問をスッと口に出していた印象。4名間の対話も複雑に万遍なく打ち解けて、笑顔も笑いもツッコミも多くて、非常に満足度の高いトークショーだった!✨✨

 

★小野さんによるピアノ演奏

何を弾くかは告知せず、演奏が始まる形式。演奏を始める前に、必ず一呼吸しっかり置いて弾き始める姿に共感した(自分も一曲弾く時はメロディやイメージを脳内でザッと流してから弾き始めるので、それと似ているのかなと思った)。

フェデリコ・フェリーニメドレー/ニーノ・ロータ
ピアノアレンジで聴けたら嬉しいなぁと思っていたので、最初のD,D#の音が聴こえてハッとなった。中盤でさりげなく入っていたジャズアレンジがお洒落!実際にピアノで弾いたらその拍の取り方したくなるのすごくわかる!という感じのアレンジも入っていた。全体的にゆったりと伸びやかに、溌剌なパートはペダルを効果的に使って軽やかにメリハリよく。終盤の盛り上がりからどんどん昂まっていって低音でフィニッシュ✨刑事選手「すごく綺麗な曲だったんだな、って気づいた」とコメント。自分が使用した曲を改めて(別の楽器アレンジで)聴くという経験は、実はとても希少だったのでは。

【恋人達の夢/サン・プルー】
イベントの前日に遥さんの演技動画を2つ見て、そのうちの一つだったので驚いた。ご本人も話していたが、あの全日本2013での演技は本当に素晴らしかった。非常に伸びやかに滑っていて、笑顔満開で…演奏を聴きながら、あの時の遥さんの力強いスケートが思い起こされた。

【台風/→Pia-no-jaC←
聴いたことがないけれどゲーム音楽っぽい…と思ったら→Pia-no-jaC←でなるほどー!と思ったと同時に、弾き切った小野さん凄い…!!!と思った。橋爪氏「この曲は好きで使いたいと思って、引退前に3シーズンくらい使っていた」。使用楽曲の話で「プログラムに使うと一年間聴くことになってだんだんキライになってしまう」とも話していたので、相当大好きな曲なんだなと伝わった。

【美の舞台裏/小野龍一】
遥さんの著書出版を祝して、小野さんが作曲したオリジナル曲。演奏後、小野さんが遥さんに「タイトルをつけてほしい」と無茶振して😂著書の帯(高橋選手の応援コメント)から『美の舞台裏』に決定。「美のツボと美の舞台裏、どっちがいい?」と遥さんが刑事選手に2択を託し、後者が選ばれた。「曲のテーマはダンス」と観客に伝えたうえでの演奏だったので、メロディを聴いて思い浮かぶ情景を確認しつつ、演奏を聴いた。序盤は涼やかでのびのびとしたメロディ、スケーターが一人で氷上を悠々と滑っている情景。曲のなかで場面転換が何度かあって、滑らかな繋ぎにきっと腐心したのだろうと思った(後に「各パーツ作りに一週間、組み立てに一週間」との話あり)。中盤は大勢の二人一組が荘厳かつ優雅に踊る舞踏会のイメージ。終盤は、複数人が踊っているが舞踏会とは違うダンス(群舞?)のイメージ。フィニッシュは、舞台の幕が降りる時の情景が音で描かれた気がした。全体的に舞台を観ているような曲だったなーと思っていたら、タイトルがすごいことになって、なんとも意味深で、さっきの解釈をひっくり返して再考しなきゃならんのでは…?と思うほどの強烈なインパクトが残る一曲となった。少ない時間のなか、4曲も演奏を仕上げるってホントすごい…

 

★茶話会

スケート靴や氷の結晶がモチーフのスイーツ5種が登場。形も色もカワイイ!!ショートケーキの内層、結構凝っていた!!いちご大福があって、洋菓子だけでなく和菓子も網羅していることに感激した。

【遥さん】
可愛かった✨✨茶話会前に著書を購入したので、表紙裏にサインをいただいた。宛名を聞いてくださって、配慮の細かさに心底感激した!挨拶が一段落したところで遥さんのほうから手を差し出してくださって、しっかりと握手!したら私の手が冷えていて(末端冷え性)「わ!冷たくなっちゃってますね!💦」と手を包んでくださった😭すごく温かかった😭

【小野さん】
トークのなかで話していた「ヤマハとカワイのピアノの感触の違い」に共感したと話したら、流れでオリジナル曲の楽譜をこちらに持ってきてくれた!そして曲のタイトル『美の舞台裏』と遥さん、小野さんの名義を楽譜に書く儀が目の前でおこなわれた!!!今の時代に適応した、前向きな姿勢のクリエイターという印象を受けた。『美の舞台裏』の演奏を聴いて頭に浮かんだ情景の話をしたところ、「素晴らしい…!」とまさかの感嘆の言葉をいただいて嬉しかった😂✨

【刑事選手】
昨年のファン感以来のご挨拶。来月のファン感に行くと伝えたら、嬉しそうな表情で「ありがとうございます」と言ってくださった。握手もさせていただいた。大きな手がとても温かかった…さすがアスリート…✋どこかのタイミングで遠くから見た時に、垂れていなかったはずの前髪が一房ほろっと垂れている状態で応対していて、あっ、と思った😊

【橋爪氏】
スケーター支援プラットフォームの実現頑張ってほしい!との話をしたら、目を真っ直ぐ見て「実現に向けて頑張る」と答えてくださった✨本業と体にも気をつけて、と伝えた。プレゼントしたミニカードの封筒に反応してくれて嬉しかった!🐾

 

★演者全員とハイタッチ

会場を出る時に演者全員とハイタッチする、という予測不可能なイベントが発生。少し会話してもよさそうな雰囲気だったので、4名それぞれとまさかの二度目のご挨拶をした😆💦茶話会で伝えそびれていたことなどお話できて、とても有難かった✨✨

 

<個人的な総括>

このイベントに参加できたことに、本当に本当に感謝。演者と参加者との距離が物理的に近いのも凄かったし、演者の皆さんのトークや笑顔の力で精神的な距離も近く感じるという、稀有で素晴らしい空間のなかで過ごせた時間だった。フィギュアスケーターと別分野の人々との対談は意外な共感や新たな気付きも多いと思うので、是非また今回のような企画を実現してほしい。